普通の感覚ではフィボナッチの使い手にはなれない理由があります。この理由を「インジケーターかフィボナッチか」という視点で書いておきます。
フィボナッチを使いこなせない理由①
インジケーターの感覚にとらわれてしまう
移動平均線、MACD、RSI、ボリンジャーバンド、CCIなどメジャーなインジケーターを使っているトレーダーは多いですよね。
しかし、今提示したインジケーターがどうやって算出された値を示しているのかご存知でしょうか?
全て「ローソク足の終値」から算出されます。
そして、その終値の変化によって変わって行く様を「買われ過ぎ売られ過ぎ」や「上昇傾向下落傾向」として捉える。
これ自体は何も間違っていませんね。
ただ、ここに「フィボナッチを使いこなせない理由」があるのです。
フィボナッチの算出方法
それに対して、フィボナッチは「ローソク足の終値」ではなく、必ず「ローソク足の高値安値」で引きます。
最高値、最安値。押し目の安値など。
ローソク足の終値 VS ローソク足の高値安値
この対比でもあるのが「インジケーターかフィボナッチか」どっちを使うという論争なのです。
まずこの構造を理解しておいてください。
著者紹介
私はスリースタータードットジェーピーという事業を運営する大野と言います。この記事を書いている時点でフィボナッチトレードの専門家として14年間、2000名以上に教えて来ました。多くの生徒を見て来た中で、馴染めない人が「ある一定数 存在する」事に気が付きました。なぜ「フィボナッチを使いこなせるようにならないトレーダー」が存在するのか?※今書いた事にヒントがあります。
例えば次のような質問を受けた事があります。
『フィボナッチはローソク足の終値に引いても良いんですか?』
ここが問題です(笑)。
ローソク足の終値からフィボナッチを引いて良いわけがないのです。それなのに、そんな質問が来る・・。
フィボナッチを使いこなせない理由②
インジケーターを信奉し過ぎた
移動平均線やMACDで値動きを追っていると、チャートの中で動いて行きますよね。そのラインが。
この感覚に慣れてしまうと、「ラインが固定されているフィボナッチ」のラインに付くまで待てなくなります。
フィボナッチは動きません。
ずっと同じところで重要な値位置を示してくれます。
ダウ理論信者はフィボナッチを使えるようになりやすい!
ダウ理論は、高値と安値しか見ません。高値と安値が切り上げ続ける限りアップトレンドである。
この定義の話です。
このトレンドの定義と、フィボナッチの定義は同じです。どちらも高値安値から見て、越えたなら買うし、割れたなら売る。
高値を越える瞬間までアップトレンドではないのです。
そして、そのダウ理論と合わせて使うのがフィボナッチ。
- 高値を切り上げました。
- 超えたので、一旦戻ります。
- 安値はもう切り下げません。
ではどこで買うのか?
ここで、→フィボナッチの値位置まで待って買う。
この一般的なフィボナッチの考えたが登場するわけです。
フィボナッチを使いこなせない理由③
インジケーターは事後処理である
移動平均線、MACD、RSI、ボリンジャーバンド、CCIなどメジャーなインジケーターは「終値の連続から出来たクネクネした線」です。
過去200日分の終値を全て足して、200で割ったものが日足の200MAですよね。
200日前が過去なのは分かると思いますが、昨日だって過去です。
しかしどうでしょう。
我々が本当に欲しいのは過去の値段でしょうか?
フィボナッチは未来を見ているツール
フィボナッチは未来のその日が来るずっと前から、その値位置を指し示すツールです。
これを「目標値」と言います。
実は、大口のトレーダーは適当に『よーし、上がっている傾向があるから買っておくぞ~♪』とルンルン気分で買っているわけではないです。
- この上げは本物か?(ファンダメンタルズ分析)
- その材料は出ているのか?(ファンダメンタルズ分析)
- 安値を切り下げないか?どこで切り上げる(買い場)?
- どこまで買える?(目標値)
- いつまで安心して保有出来る?(期間、アノマリー)
と考えます。
だから、「目標値(どこまで買える?)」が必要で、ダウ理論の「安値切り上げ」の場所に損切りを置きます。
安値を切り上げる値位置はもちろん、フィボナッチの戻りの割合です。リアルタイムに見ているわけではないので指値を置いておきます。
大口の影響で結果どうなるのか
結果として、①フィボナッチの戻りの値位置で跳ねて(指値があるから)、②フィボナッチの目標値までは到達してから、反落する。
これがフィボナッチの意味です。
未来を予測出来る唯一無二のツール☆
フィボナッチを使いこなせるようになるには今書いた仕組みを理解してください。
- 大口が指値を置いているからフィボナッチで跳ねる。
- 大口が利食い指値を置いているからフィボナッチの目標値まで行く。
- 大口が利食い指値を置いているからフィボナッチの目標値では下落する。
フィボナッチを使いこなせない理由は、彼らが「移動平均線を基としたオシレーターなどで値動きが作られると勘違いしている」からです。
値動きが作られる理由
実際の値動きというのは、人の売買で作られています。
人、というのは大口のことを意味します。市場において値を動かせるほどの資金が無い人はいないのと同じですから。
大口の都合で動くのが相場です。
- その大口の指値はどこに入っていますか?
- 未来の目標値を移動平均線で出せますか?
これが、フィボナッチを使いこなせない理由です。
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