普通の感覚ではフィボナッチの使い手にはなれません。この理由を「インジケーターかフィボナッチか」という視点で書いておきます。

インジVSフィボ① 「ローソク足の終値」と「高値安値」で違う

インジケーターは終値で算出する
移動平均線、MACD、RSI、ボリンジャーバンド、CCIなどメジャーなインジケーターを使っているトレーダーは多いです。
しかし、今提示したインジケーターがどうやって算出された値を示しているのかご存知でしょうか?
全て「ローソク足の終値」から算出されます。
そして、その終値の変化によって変わって行く様を「買われ過ぎ売られ過ぎ」や「上昇傾向下落傾向」として捉える。
これ自体は何も間違っていませんね。
ただ、ここに「フィボナッチを使いこなせない理由」があるのです。
フィボナッチは高値安値から算出する
それに対してフィボナッチは「ローソク足の終値」ではなく、必ず「ローソク足の高値安値」で引きます。
最高値、最安値。押し目の安値などから引くので、根本的な考え方がまずは異なるという点を覚えておいてください。
次のような質問を受けた事があります。
『フィボナッチはローソク足の終値に引いても良いんですか?』
ローソク足の終値からフィボナッチを引いて良いわけがありません。
上手く反応しなくても必ず高値安値から引くようにしてください。
フィボナッチで終値を使うところは引く部分ではなく、「ラインを終値でブレイクしたか」です。
ローソク足の終値 VS 高値安値
この対比でもあるのが「インジケーターかフィボナッチか」です。
まずこの構造を理解しておいてください。
著者紹介

まず引くところを間違えている可能性が高いです。
インジVSフィボ② 動く VS 動かない
インジケーターは動く。フィボナッチは動かない。
移動平均線やMACDで値動きを追っていると、チャートの中でラインが変化して、動いて行きますよね。
この感覚に慣れてしまうと、「ラインが固定されているフィボナッチ」のラインに付くまで待てなくなります。
フィボナッチは動きません。
ずっと同じところで重要な値位置を示してくれます。

ダウ理論信者はフィボナッチを使えるようになりやすい!
ダウ理論は、高値と安値しか見ません。高値と安値が切り上げ続ける限りアップトレンドである。
この定義の話です。
このトレンドの定義と、フィボナッチの定義は同じです。どちらも高値安値から見て、越えたなら買うし、割れたなら売る。
高値を越える瞬間までアップトレンドではないのです。
そして、そのダウ理論と合わせて使うのがフィボナッチ。
- 高値を切り上げました。
- 超えたので、一旦戻ります。
- 安値はもう切り下げません。
ではどこで買うのか?
ここで、→フィボナッチの値位置まで待って買う。
安値を切り上げる値位置はもちろん、フィボナッチの戻りの割合です。

リアルタイムに見ていなくても、前もって値位置が分かっていると指値を置けます。
インジVSフィボ③ 後付け VS 先読み
多くのインジケーターが事後処理のツール
移動平均線、MACD、RSI、ボリンジャーバンド、CCIなどメジャーなインジケーターは「終値の連続から出来たクネクネした線」です。
過去200日分の終値を全て足して、200で割ったものが日足の200MAですよね。
200MAは200日前から昨日までの終値の平均値。今日どう動くかも、明日どう動くかも分かりません。
しかしどうでしょう。
我々が本当に欲しいのは過去の値段でしょうか?
フィボナッチは未来を見ているツール
フィボナッチは未来のその日が来るずっと前から、その値位置を指し示すツールです。
これを「目標値」と言います。
指値は安値を切り上げる割合(61.8%戻した、など)だけではなく、
その後の目標値にも置けます。
- 買い指値 61.8%
- 利食いの指値 127.2%
など。

大口の影響で相場は反転する
結果として、
①フィボナッチの戻りの値位置で跳ねて(指値があるから)
②フィボナッチの目標値までは到達してから、反落する。
これがフィボナッチを使うべき意味です。
未来を予測出来る唯一無二のツール☆
フィボナッチを使いこなせるようになるには今書いた仕組みを理解してください。
- 大口が指値を置いているから
フィボナッチで跳ねる。 - 大口が利食い指値を置いているから
フィボナッチの目標値まで行く。 - 大口が利食い指値を置いているから
フィボナッチの目標値では下落する。
移動平均線はこれまで動いてきた値動きの傾向を教えてくれるだけです。
しかし明確な押し目の値位置は割合。つまりフィボナッチ。
値動きが作られる理由
実際の値動きというのは、大口の売買で作られています。
- その大口の指値はどこに入っていますか?
- 未来の目標値を移動平均線で出せますか?
これが、フィボナッチを使いこなせない理由です。
「移動平均線を基としたオシレーターで値動きが作られる」と勘違いしている限り、フィボナッチを使えるようにはなりません。
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