両建てのやり方(利益を挟み込む方法)
先日、コンサルの中で両建て(りょうだて)の話になった時、『どうやら両建てのやり方を知っている人は少ないのではないか?』と疑問に思ったので解説しておきます。
まず「両建て」というものの大きな誤解が一つあります!
それは「あくまでも利益を挟み込む方法であって、損失を我慢するものではない」という事。
利益のある有利なポジションを残しておくため。または利益が減るのを防ぐために行うのが両建て。
もしも『損失がこれ以上増えないように‥(祈り)』という理由で使っているなら、全く値動きが読めていない!ので注意。
嘘だろ・・という時も使える
相場をやっていると、新空港占拠の桜井君みたいに
『嘘だろ・・』という時がありますよね(最近のドラマ)。
- イベントで思ってもみなかった値動きになった
- わけのわからない持ち合い期間に突入
両建ては買いと売りを同時に持つので利益の変動はありませんから、リスクが高い瞬間も安心ですし、持ち合い期間も利益が減りません。
という事で、今日は心理的負担を減らし利幅を最大限に伸ばす「両建てのやり方と考え方」について。
両建てに損切りは必須!
私の場合、両建ては損切りを置き、天底でポジションを取ります。
天底というのは、よく聞く『第3波が・・』とか言っているレベルの天底の話ではなく、
本当の天底。
151円で売って、140円で買う。
これが天底です(ドル円の2023年末~2024年1月では)。
なぜこうしなければならないかと言うと、損切り幅が大きくなったら、損切りになった時に『なんか、嫌な気分になる』から(笑)。
丁度天井と丁度底で買えば損切り幅は小さいですし、一番良いポジションですよね。私はこれまでもそうして来たし、別に普通の事です。天底を狙うのは次のトレードへの布石に過ぎないという事。
損切りを置き忘れると大変な事になるよ、という話はまあ動画でご覧下さい(笑)。ミスもしますからね。
で、天底を取ったところからがスタート!
天底を抜けない限りは負けないので(スワップも発生しない)、どちらか一方が損切りになるまでは何もする必要はありません。
究極的にはそうなのですが(笑)、やりたくなりますね。
そうしたら、短期売買をしたり、ポジションを増やしたり減らしたりして下さい。必ずしも、同枚数で両建てする必要はないからです。
動画「両建てのやり方(サンプル)」
この動画は6分程度です。
また、本編38分のさらに詳しい話は「勝ち方実戦編フリーパスプラン」の新動画として追加しておきますので、そちらのプランにご参加の上、ご覧下さい。
フリーパスメンバーは現在、300~400名くらい。定員500名のプランなので、まだ参加出来ます。既存の150個以上の動画+毎年10数個の動画が新規追加されます。
指標発表を制する必要はある(両建ての注意点1)
少し古いですが、良い例があるのでこちらをご覧下さい。
そもそも利益を挟み込む両建ての方法をするためには「天底を取る」という事ですが、FXも株価指数も指標発表が毎月何度も何度もあります。
このチャートはCPI(消費者物価指数)。こういうイベントで正解する必要があります。
ただ、一度両建てが完成したら、その後は放置してOK。
完成するまでは当然ながらイベントでのリスクがある。しかし良いポジションを取るために挑む事もある、というわけです。
指標発表前は危ないから終わってからトレードする、というような声も聞きますが、そんなに”ひよって”いたら良いポジションを取る事は不可能。なぜなら、大抵の場合、指標発表で変動するから。
よほどのサプライズが無ければ、基本的にチャート通り動くので
そこまで神経質になる必要はないと考えます。
押し目待ちに、押し目なし。
※また天底でなくとも指標発表で買えば一つのポジションに出来ます。
両建ての基準は「有利な値位置のポジション」かどうか。
両建ての注意点2|損切りを喜ぶべし
これが結構重要な点です。損切りを嫌がる人が多いのですが、「両建てした状態で損切りに合う」とい事が何を意味すると思われますか?
片側のポジションの利益が伸びる事を意味しています。
つまり、損切りになると儲かるという事。
損切りに掛からない限りは値幅が伸びていないので
『早く損切りにならないかな・・』と待ち遠しくなるかも?
ダウ理論を考えたら分かるように、
高値安値を越えない限りトレンドは発生しません。
まだまだ注意点やコツがあるので、詳しくは上の動画を観ておいて下さい。
こちらからも視聴出来ます
それではまた。
関連記事「頭と尻尾はくれてやれ=頭と尻尾をあげます」
天底を取る方法というものを中心に教えて来たので、多くの方が出来るようになっているようです。
相場用語で頭と尻尾をくれてやれ!というものがありますが、これは「頭と尻尾をあげますよ」という意味。
ありがたく貰いましょうか。