チャート研究×ストイック

チャート研究のストイックさがもたらす恩恵

チャート研究のストイックさがもたらす恩恵

今日はチャート研究についてのコラムです。私大野はもう10年以上チャートを研究し続けて来ました。その結果、ほぼどんなシーンでも天底だけは取れるようになりました。おそらく、この一点に関しては世界で右に出る者はいないレベルでしょう。

チャートには実は答えがあります。

答えを知ると「どこが天底になり、なぜなのか?」が分かるようになりますが、その答えは数学の問題を解くように正解を探さなくてはなりません。

時には朝まで起きてずっとチャートを見続ける。昼間はもちろん、外にいても考えているのは相場の事ばかり。

そんな状態を何年も続けると、あなたにもその値段が天底になる理由が見えてきます。

天底はまさに修羅場。

駆け引きのオンパレードですが(笑)、数万回その修羅場を潜り抜けると見えてくるものがあります。

私にとって最初それは「フィボナッチが相場の正解だ」という仮説でした。

フィボナッチとギャン以外では説明出来ない値動きが多数存在するからです。そしてもう一度言いますが、その研究を10年以上経った今でもまだ続けています。

この「相場への向き合い方や、向き合う姿勢のストイックさ」が
トレード技術のレベルアップのためには必要なのです。

この記事で私が言いたいのは、もうお分かりの通り
チャートを研究して下さい!」という事です。

しかしそのためにはモチベーションが必要だと思いますので、チャート研究に時間を費やすと良い事を幾つかご紹介しておきます。

チャート研究のモチベになるもの

研究する事のメリットや、モチベーションアップになりそうなものです。

チャート=お金だからやる価値がある

相場の良いところは、「トレードが上手くなる事がイコールでお金になる」というところ。どんな仕事でもそうかも知れませんが、直接的にお金になる研究なら一生懸命に取り組めるはず。

研究自体にロマンがある!

チャートはめちゃくちゃ難しい。だからこそ、読み解いてやるぞ!という気持ちになるし、このゲームを攻略したいとも思えるでしょう。

問題が解けたり、クイズに正解したりした時に得られる快感のようなものがあるわけです。

チャート研究の具体的な方法

では実際にどんな作業をすれば良いのかを解説します。

  1. 理論の習得・理解
  2. トレードルール作り
  3. 検証作業

①理論の習得・理解

相場はロジックに基づいて動きます。ランダムに動くという理論もありますが(笑)、あれは嘘です。

信じるならば、まずはダウ理論を覚えましょう。次にエリオット波動原理。

そしてフィボナッチの理論を覚えて下さい。

※私はこのフィボナッチの理論が専門なので教えられます

この第一段階で止まっている人も多いわけですが、どちらにしても通らなければならないのが勉強です。いきなり独自の理論展開をしようとしても知識が不足していては不可能。だから受け売りと言えばそうなのですが交通ルールを覚えるような気持ちでどんな理屈でチャートが動いているのかを知って下さい。

②トレードルール作り

ここはクリエイティブな段階です。トレードルール作りの時点でも他人の受け売りでやっている人は残念ながら上手く行かないでしょう。

自分の生活リズム、資金量、性格、好きな値動き、分かる値動き、取りたい値幅、レバレッジの掛け方

これらの内容を書き出して、精査した上でロジックと照らし合わせて
自分独自のトレードルールを作り上げて下さい。

丁度先日、とある会員様にコンサルをしてトレードルール作りについても話したのでまとめて書いておきます。

【トレードルールの書き方】

トレード手法

環境認識

エントリーポイント

エントリーする理由

損切り位置

利食い位置

エグジットする理由

枚数

買い増しのルール

逆行した時

戦略の説明

ポイント

これらの項目をそれぞれ書き上げてみて下さい。

※最後の「ポイント」は書き切れなかった部分を書く

この中で一番重要なものが何か分かりますか?

そうですね。

枚数です。

次に重要なのは環境認識です。

【トレードルール作りサポートのサービス】

トレードルール作りについてもスリースタータードットジェーピーの事業ではサポートしています。「マンツーマントレードコンサルプラン(コンサルあり)」というコースに参加して頂くと個別のトレードルール作りをサポートします。

→コンサルプラン2025へ

【トレードルール10個を提供】

私が総計1万回以上、正式なデータで6000回以上検証作業を行ったフィボナッチのトレードルール10個が本になっています。

→極意書ストラテジーズ →【新版】極意書ストラテジーズ

※新版は電子書籍版です

③検証作業

チャート研究のために実際にどんな作業をすれば良いのか、という話の最後は「検証作業」です。

  1. 理論の習得・理解
  2. トレードルール作り
  3. 検証作業

先ほど書きましたが、

総計1万回以上、正式なデータで6000回以上検証作業を行ったフィボナッチのトレードルール10個が本に極意書ストラテジーズ

という話。

この作業をやらないとデータが不足します。
つまりギャンブルになってしまうので必ず行って下さい。

トレードルールは机上の空論では意味がなくて、実際の相場とマッチしている必要があるからです。

そして値動きは普遍的なものなので、今日の相場でも通用して、10年前の相場でも通用していなければなりません。

最低でも勝率は50%以上、理想は70%以上。7割以上は正解で、かつ負ける分の3割は小さい損失で終われる。そういったルール通りに売買して数百回繰り返して行くと、確率的に資金は増えて行くという事です。


チャート研究の具体的作業まとめ!

簡単に言えば、これを読んでいるあなたが「トレーダーになりたくて何をしたら良いのか分からない」という場合にやるべき事は、以上の①~③の作業です。

やらないというのならトレードは無理なので諦めて下さい。

「誰かの相場分析動画を観て売買すれば上手く行くだろう」と考えている人は、遅かれ早かれ大金を失う事になります。当たり前です。

チャート研究がストイックであるべき理由まとめ

ここまで読んで頂ければお分かりのように、チャートをストイックに研究しない限りトレーダーとしての未来はありません。

トレーダーのあるべき姿は次のようなものです。

  1. 真偽を見定められる目を持って、値動きの正しい理屈・理由・現象を理解出来る
  2. 自らを律するためのルール・理想論ではない現実的なルールを作成出来る
  3. 地道に手を動かして、楽しみながら昼夜問わずチャートの研究を続けられる

最終的にはチャートが好きなら出来るようになります。なぜならそれをやっている時が一番楽しいから(笑)。

しかし、好きでもないのにお金のためにやっているならトレードは出来るようにならないでしょう。そして勝てる保証もないのにデータ不足のまま、いきなり実資金で勝負して敗退して行く。そういう人に限って無駄な自信や楽観的な考えだけは立派なものです。

トレーダーに向いている資質とは?

トレーダーには図に乗らず謙虚で臆病であるという資質、
そして地道な研究を数年以上続ける根気と探求心が必要です。

※美味しい話にすぐに飛びつく馬鹿とは真逆の性質

利益が出たら運が良かっただけ、負けたら自分が下手だから。
こう考えられる人がトレーダーに向いています。

だからこそ、利益がある内に撤退し、少しの損失額で損切りが出来ます。

そのため、「楽して儲かる投資系」の話には決して乗らない事です。あなたがやるべき事はその反対側にあるからです。

以上が「チャート研究×ストイック」の話でした。

お読み頂きありがとうございました。

スリースタータードットジェーピー 大野

チャート研究のストイックさがもたらす恩恵

また、そもそもの正しい相場の理屈を知りたい方は
膨大な勉強量にはなりますが、
学習コース一覧おすすめ教材一覧から探してみて下さい。