「天底の取り方」を3つご紹介します。fxでも株価指数でも金でも、天底を取るのは難しいですよね(笑)。しかし、フィボナッチを深く知り、コツを知れば容易に可能です。
天底はリスクが高い!なぜなら、
逆張りした時に「天井をブレイクして行く、底値を割れて行く」可能性があるからです。
しかし、リスクを抑えられるとしたらどうでしょう。
詳しくは、次からご説明する3つのやり方をご覧下さい。
※「天底の取り方3」が、今回新しくご紹介するテクニック要らずの方法です。
天底の取り方その1 両建てで安全に天底を狙う
ドル円113円台から109円台へ売った時の方法です。
- 天井へ向かうまでの間に買う。
- 同枚数以上を下落するまでに売る。
- 下落したら、同じく売りと同枚数以上を徐々に買う。
これが、「天底 両建て(りょうだて)戦略」です。
天底へ達した時のリスクの低さが特徴です!
買いながら売っているわけですから、リスクはありません。転換点ではこの方法をお勧めします。※天底を取りたいのなら(笑)。シンプルに利食いして売り直すのも手です。
参考記事・参考動画 「フィボナッチで天底を取るトレード」と「DAYTRADE7/19天底両建て戦略、FXのやり方」
この戦略については動画『DAYTRADE7/19 天底両建て戦略』をご覧下さい。この時の具体的な売買例を動画にしました!
または、相場分析ブログ「FXのやり方。フィボナッチで天底を取るトレード」をご参照下さい。
天底の取り方その2 2種類の天底の見極め方
「天底の取り方2」は2種類の天底の見極め方です。特殊なフィボナッチ手法ですが、これが分かっていなければ基本的に天底は分からないでしょう。なぜなら天底はこれらのラインになるからです。
逆に言えば、これを知っていれば・・簡単です(笑)。
フィボナッチには、幾つもの引き方があります。
その中でもこの2つの手法は「天底を取る」「目標値まで買う」という目的において、”これ以上のものは見つからないだろう”というくらい洗練された手法です。
2つとも知っていれば、様々な天底を取れるでしょう。
どちらか一方でも、かなりのメリットがあります!
驚くほどこれらのラインで反発している事が、実際のチャートから見て取れるはず。
参考教材 値動きのルール2 勝ち方実戦編フリーパスプラン
日~年の目標値はこのプランで学べます。天底を取りたい方はどうぞ。
天底の取り方その3 技術不要のテクニック
技術不要のテクニックをご紹介します!「週の天底を捉える方法」です。
例1;金相場4時間足 具体例で分かる!天底の見極め方(週の高値安値を意識する)
この値動きが出たらラッキーです。シンプルなトレンドが発生した時、週足や日足や4時間足などの大きな時間軸で出現するパターンです。
「上位足(チャートでは背景に表示したもの)で前の高値を切り下げ続けている」というダウントレンドの金相場。
この時、週足を見ていれば「前週の高値を越えられない」事が分かります。
※背景は週足、チャートは4時間足です。
前の週の高値を更新出来ず、下落を続けて来ました。
ローソク足は、「前の足の高値安値を更新出来なければ、綺麗に揃って値が進む」事があります。
この性質を利用すると、週の高値安値は簡単に取れます。
ヒント;上位足のローソク足の連続を見る
ローソク足は
順調なアップトレンド、または順調なダウントレンドであれば
連続した陽線や陰線になります。
この時、前の週や日足の高値安値を越えられなくなります。
例2;ドル円4時間足 具体例その2 前週の高値を意識する!
今度はドル円4時間を見てみます。なぜそこで売りだったのでしょう?
答えは、前の週の高値間際だったから。
どうでしょうか、簡単ではないですか?(笑)
なお、綺麗にローソク足が揃っている相場であれば、他の時間軸でも可能です。
ヒント;上位足の中の下位足を検証してみよう!
週でなくとも、短期トレードでも「4時間足や日足の高値安値」を利用する事が出来ます。このやり方に関してはここまでしか記述しないので、ご自身のチャートでよく検証してみて下さい。
このような検証は面白いですよ。
テクニックを合わせれば勝率UP!
ここで下落したもう一つの理由も解説しておきます。
このチャートもドル円4時間足で先ほどと同じものです。フィボナッチを加えてみました。
私が気兼ねなく売れた理由は、この値位置だからです。
これは「天底の取り方その2」で書いたものと同じ手法なので、このトレード手法を眉唾(まゆつば)だと思って読んでいた方(笑)は上に戻って読み直して下さい。
言っておきますが、この手法を知らないのならほとんどの天底は分かりません。
その他、天底売買例をご紹介!
まずこのチャートを見て下さい。
これはナスダック100を史上最高値から売った時のチャートです。
なぜここで一方的に売られるのか?という事はひとまず置いておいても、
ターゲットがどうしてそこなのでしょうか。
※天井もフィボナッチです。
9月の雇用統計では最後のターゲット丁度で跳ねました。(同時にドル円日経平均NYダウSP500なども同タイミングで上昇!)
何の理論通りに値が動いているのか?
この値位置で跳ねた理由は「フィボナッチ」です。
「下落するために必要な値動き」、「値が進んだ時の目標値」があります。
要するに、下落する形状が完成し、下落目標値が算出されます。その後、実際にそれが天底になります。
※このチャートのカラフルな青や緑の水平線が年の目標値で、黒色が「月の目標値」か「値動きのルール2」だと思います(数年後に書き直しているのでうろ覚えですみません)。
ヒントはチャートから出ているのですが、多くのトレーダーはそのヒントに気が付けません。
なぜなら、フィボナッチを信じていないから。
とても残念です。
天井から売るためのコツ!
下落する前に分かる、「明確な値動きの目標値」とは何なのでしょうか。
ご紹介してきた「年の目標値」や「値動きのルール2」という、フィボナッチリトレースメントの使い方です。
相場は常にフィボナッチリトレースメントを意識して動いています。
一般のトレーダーには見えないでしょうが(笑)、プロのディーラーはおそらく見ていますよ。そうでなければ丁度天底になって反応しないですよね?
もちろんこれらの手法は私が全て作ったものです。しかし、値動きが反応する正体を探っていて辿り着いたものです。つまり、根本は(おそらく海外の)トレーダーが活用している本当のフィボナッチの使い方なのだと思います。
日本のトレーダーでこの事を知っている人はいないでしょう。
だから不利なのです。
私が値動きから全て解き明かしましたので、こうやってスリースタータードットジェーピーで教えています。有料なので申し訳ないですが、明らかにその価値があります。
参考動画 『DAYTRADE9/9 天底の取り方』24:22
8月末~9月雇用統計までのデイトレード ~ スイングトレードです。具体的な売買例としてご活用下さい。
「天底での成功率を上げて今後戦う」つもりがあれば、学んでみて下さい。
※もちろんこの動画や年の目標値なども『勝ち方実戦編フリーパスプラン』で視聴出来ます。
天底トレードの注意点 そもそも順張りか逆張りか?
相場分析のブログにも書いた注意事項をお伝えしておきます。
気を付けて頂きたいのが、天底を取る=逆張りです。順張り派のトレーダーは天底は基本的に取れません。天底を取れるのは逆張り派のトレーダーだけです。
以前の相場分析ブログより
続いて、この記事を書いた翌年の売買例をご紹介します。時は2019年3月。そのまま転記しておきます。
天井から雇用統計までの売り~後日の売買例~
2019年3月の雇用統計は如何でしたか?
相場分析ブログの投稿で書いたように、米国株価指数の動向がとても重要です。
メッセージが伝わっていたなら、ナスダック100がラインを割れた時点で
次のものを全て売っていたはずです。
私の場合は天底が分かる手法が得意なので、今回も天井から売ってみました。
このような具合です。クリックすると拡大します。
今回のメインは米国株価指数なので、日経平均とドル円に関しては全て利食いとなりました。
さて、どうやったら相場の天底が分かるのでしょうか。
写真を見て頂いたら分かるように、どの市場も丁度と言っても過言ではないくらい、天井から売っています。
天底を見抜くための5つの方法
これから私がどのように天井から売ったのかをご説明します。
必要な知識が幾つかありますので、個別にご説明しようと思います。
1 年の目標値で反発する!
まず、大きな流れを知っておく必要があります。
それがこの「年の目標値」という技術で、このテクニックを有するトレーダーは
現在の方向性や今月・今週向かう方向が一目瞭然に分かります。
特に1~3月のような年が始まったばかりの時期には、これだけでお金が稼げるほど重要な理論です。
※日の目標値~年の目標値があります。
2 時間理論(時間を見なければ天底にならない!)
タイミングよく売買しなければ天底では買えません。
何時~何時が上昇の時間帯で、何時から何時が下落の時間帯なのか?
実は相場では決まっています。
ですので、その日上昇する時間帯が終わる間際に売れば良いのです。
※ヒント;上記した米国市場ならば、当然ながら米国時間に天井になります。
3 相場の相対性理論(相関関係の事)他市場を利用する!
冒頭に記載しました通り、『ナスダック100があるラインを下回った』事によって
他市場においても下落する事が確定しました。
このように、「基幹商品(きかんしょうひん)となる市場を見て、追随商品(ついづいしょうひん)を売買する」という売買手法を相対性と呼んでいます。
例 ナスダック100を見て日経平均を取引する、など
ヒント;基準はナスダック100です。
ずっとお話して来た事ですが、ナスダックから派生して、S&P500やNYダウが上下します。
その影響は日経平均にも及び、為替にも当然影響します。
これがFXとCFDで一番重視すべき基準となります。これが分からなければ、天底はおろかトレンドも分からなくなる可能性がありますよ。是非毎日チェックしてみて下さい。※nas100またはus100
※時間理論や相対性理論はそれぞれ、このリンクで学べます。勝ち方実戦編フリーパスプランには全て含まれます。
4 フィボナッチファン
フィボナッチファンを正しく使えるトレーダーは
「どこが戻り売りポイントで、それ以上伸びるのか戻るのか」が明確に分かります。
ファンはフィルターであり、押し目になるポイント。値位置と同時にファンに押し目を付けたか?もチェックするようにして下さい。
ファンを正しく使うには「設定値・引くポイント・売買ポイント・方向性の見方」という事まで知っていなければなりません。
また、「利食いポイント」に関しては
フィボナッチファンだけで行うよりも、次のツールを使いこなした方が良いでしょう。
5 フィボナッチエクスパンション
フィボナッチ エクスパンションもまた分かりやすく、
値動きの反転タイミングを示してくれます。
相場で如何にこのツールが機能しているかというと
- 「このツールで出したラインまで到達する」
- 「このラインをブレイク出来なければ反転する」
このように言えます。
エクスパンションは便利です。
反応率が高いので、簡単な相場ではこれだけでも天底が取れる可能性があります!
これら5つの知識を得る方法3つ
これらの知識を得る方法は3つあります。
- 勝ち方実戦編フリーパスプランを観る
- 本(著書)を読む
- 直接聞きに来る
勝ち方実戦編フリーパスプランLESSON1~41の、20以降には驚きのテクニックが!
このプランで学ぶのが一番お勧めです。サポートも手厚いので、ご購入後もフォロー出来ます。
また、今年『極意書 フィボナッチトレーディングの進化論』という本を出版しました。
昨年までは1のプランにご参加頂かなければ、決してこれらのテクニックについて教える事はありませんでした。(それほど貴重です)
ですが、今年からは違います!
本に必要な知識は全て詰め込みましたので、
この一冊があれば同じ技術をあなたも身に付けられる可能性があります。
愛知県まで聞きに来て下さい。
もちろん、会員様以外はお断りしております。
前提知識を全てご自身で学習された上でのご質問であれば、直接指導させて頂きます。
ただし少なくとも上に書いた2つの教材でまずは勉強し、ご自身で挑戦してみて下さい。
ご飯でもおごってくれたら無料で教えますよ。(笑)
先日も会員様が本を持って会いに来てくれまして、
数時間でマスターして帰られました。
最後に。年の目標値・時間理論・相場の相対性理論・フィボナッチファン・エクスパンションを使いこなす!
今回お伝えした5つの技術。
これらを利用すると様々な事が分かります。
例えば、日経平均の今年の底値も「ここが底だな」と分かりました。フィボナッチの最終目標値(通常の引き方)へぶつかったからです。
他にも、今月ユーロドルが同じ意味を持つラインから下落しました。
どちらも本の中でネタとして書いた事です。
どのラインで戻されて反転するのかを月初に『月間展望』で配信してあり、大体いつもそのラインで反転しています。※1のプランの特典動画(ご参加者は毎月無料!)
今回もその通りになったのは、
「その理論が正しいから」
そのように私は理解しています。
天底の取り方プレゼント動画!
この天底の取り方という話は、無料動画版も視聴出来ます。
動画「天底が取れるようになる方法」をご覧下さい。
関連記事「頭と尻尾はくれてやれ=頭と尻尾をあげます」
天底を取る方法というものを中心に教えて来たので、多くの方が出来るようになっているようです。
相場用語で頭と尻尾をくれてやれ!というものがありますが、これは「頭と尻尾をあげますよ」という意味。
ありがたく貰いましょうか。