2種類の損切りに対する悩み。
前回、「トレードに関するアンケート」にご回答頂きましたが、そこには様々な悩みが寄せられていました。
多かった悩みはこの5つに絞る事が出来ました。
- 損切りが難しい。損切りの位置が分からない。損切りに掛かる。損切りが遅い。損切りが大きい。
- 利食いが難しい。
- レンジとトレンドの違いが分からない。
- 資金管理が難しい。
- エントリーが難しい。
今日のトレードお悩み解決! 😆 は、その中の一つ。『損切り』について。
今日の話で、何か少しでも解決出来るところがあるかも知れません。
その前に…
『50人のトレーダーの統計結果とその考察』
をアンケート回答ページに追加しました。新たにお答え頂くとご覧になれます。
アンケートは5月28日に行い、最初に50名様に回答を頂いておりますが、引き続きよろしくお願い致します。アンケートはこちら
損切りの悩みは大きく分けて2種類。
損切りが難しい=損切りの位置が分からない。損切りに掛かる。損切りが遅い。損切りが大きい。
というお悩みですが、大きく分けると2種類しかありません。
- 損切りを置くが、よく損切りに掛かる。
- 損切りを置けないので、損失が大きいのが悩み。
つまり、損切りをきっちりと置く方と、損切りを置く事自体を躊躇される方。
まずこの対極にあるトレーダーのジレンマですが
損切りを毎回設定している方というのは、ある程度ダウ理論などについては理解しています。
どこかの安値の下に置き、切り上げを買っていくとか。
しかしその資金を守るはずの損切りが、上手く機能していないという。
果たして、その理由は何なのでしょうか?
「エントリーが早すぎて損切りになるが、その後思った方向へ行く」という事もあるそうで、
おそらくまだ切り下げ続けている内に買いエントリーしているという事なのでしょう。
切り下げ↓から、切り上げ↑に転じてからエントリーした方が良さそうです。
「指値を仕掛けたらそのまま損切りになった」というケースでは、
IF-DONE(イフダン)で仕掛けていたのだと思われます。
これは狙いが見え透いているか、または損切りがタイト過ぎるのではないでしょうか。
この方々の気持ちは実はよく分かります。私も損切りは割ときっちりと置く方なので。
ただ、その時枚数は適正でしょうか?
その点に言及してみたいと思います。
「損切り位置が分からない」という方もいらっしゃいましたが、損切りの位置は、
押し目で買っていればその安値か前の安値の下。ブレイクアウトで買っていても前の安値の下。
または金額を一定にして損切りの値幅を決定するという方法もあります。
私が思うに、損切りの金額というのは
『損しても良いと思える金額』。言い換えれば、「無くしても全然平気!」と思えればOK。
『資金に対して決まった%の金額』もオススメ。1%2%3%と決めた割合で損切りを設定します。
で、これとは全く別の次元で悩まれるトレーダーが存在します。
全くの対極にあるもの、
「損切りを置く事を躊躇する」事に悩まれています。
損切りを置く=損をする。
そういう認識のようで、損切りを置けない。
置けない事で、損切りが遅れて、結局損失が大きくなって最終的に大損する。
という事を恐れている、のだと思われますが
「欲」をある程度無くすしか無いようです。
私の知り合いで、非常に大きなトレンドを取っている方がいますが
7倍に膨れ上がった利益をどうしようか、と悩んでいます。
資金が7倍。そして、彼はこう言います。
「どうせ最終的は利食いも損切りも出来ず、暴落が起こるまで何も出来ないんだよね~」。
彼「元本だけ確保して、後は伸ばせるところまで放置したいなあ」
私「7倍になったなら、7分の1を利食いすればそれは実現出来ますよね?」
彼「それが出来ないんだよね…」
という事です。これは欲です。
ですが、だからこそ7倍まで伸ばせたとも言えるのです。
とはいえ、利食いは良いとしても、損切りは
ある程度のラインには置いておいた方が良いでしょうね。
「暴落で無くすまで…」というのは
少し、変な気がします。
暴落時に助かるように損切りを予め設定しておく方が安心。
こう考えれば、損切りを設定する気になるのではないでしょうか。
とにかく、2種類の悩みが損切りには存在しているようです。
- 損切りが多くて、損切りによく掛かるという悩み。
- 損切りが置けずに、大損を恐れているという悩み。
あなたはどちら?
解決すると良いですね。今日は少し変わった、
面白おかしな観点からお悩みに返答してみました。(笑)
ライントレードや、理論や手法の話ではありませんでしたが
この角度からの方が、テクニックの話よりも解決するような気が
何となくですが、しましたので。
それではまた。
また機会がありましたら、残りのお悩みも。(1と3は終了)
- 損切りが難しい。
- 利食いが難しい。
- レンジとトレンドの違いが分からない。
- 資金管理が難しい。
- エントリーが難しい。
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