レンジとトレンドをどうやって見分けるのか

レンジとトレンドをどう見分けるか?

トレンドが出ている時は良いのだけれど、ある程度大きな値幅でレンジになった時に

利益分を吐き出すほどの損失になってしまう。

2・3日前にアンケートを取りまして、お悩みを幾つも頂いています。その中の一つがこれでした。

今日は「レンジとトレンド」についてお話します。

アンケートについて。

多かった悩みはこの5つに絞る事が出来ました。

  1. 損切りが難しい。
  2. 利食いが難しい。
  3. レンジとトレンドの違いが分からない。伸びるのかレンジなのか。
  4. 資金管理が難しい。
  5. エントリーが難しい。

アンケートは先週の日曜日(5月28日)に行い、50名様にご回答を頂いております。
ありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。アンケートはこちら

同じような質問を専門の調査会社に依頼しましたので、さらに多くの

悩みを解決していけるとも思います。それについてはまた後日。

今回のアンケートでも、かなり驚愕の結果が出ています。

レンジとトレンドの見分け方

今回は「レンジとトレンドの見分け方」について。

こう思われたことはないでしょうか。

  • 上か下か分からない時に手を出して火傷してしまう…。
  • 買うべきか売るべきかが分からない。
  • 買っても売っても負けてしまう。

それが「レンジ」です。

それこそがレンジ。持ち合い相場。もみ合いとも言いますが、

上か下かが分からない、という事で悩まれる場合

悩む必要がないのです。上でも下でもないのだから(笑)。

このような時、一方方向へ動くものだと思っていると損失が出る。

頂いたお悩みではこのような二つのケースがあります。

  1. 損切りになったり、トレンド中の利益分を減らしてしまう。
  2. 特に値幅の大きなレンジ相場で大きく負けてしまう。

レンジ相場に手を出してしまった結果、損切になる。それも、割と大きなレンジ相場

だという事でした。

例を挙げてご説明します。

JP225CashH420170531
JP225H4 2017年5月31日時点 クリックして拡大して下さい

今の日経平均で言えば、この最後の赤枠で囲んだ部分がそれに当たると思われます。

これは4時間足ですから、割と大きなレンジ相場。上でも下でもない状態。

この時、ポイントが分かっていればこの赤枠のところだけは

「取引しないでおこう」という結論に達します。

現に私が取引したのは、その手前までです。これが終わって、6月からまた

参加しようと考えています。

そう。そのポイントとは…「5月末」である事。

この時の相場は、

  • 4月の後半から上昇に転じ、5月の始めに頂点を付けて下落。
  • その後、ある割合で戻して停滞している。

これが現状です。

天井を付けて下落した後ある割合を戻した。

これはフィボナッチです。それを知っていればそこまでは取れるでしょう。

丁度、縦線を引いた手前までは絶好の売買タイミングでした。

大底で買って、天井から売り叩き、また買いを入れる。

そして利食いをする。その後は、5月の月末までは動けないから。

次の月足チャートを見てみましょう。

JP225CashMonthly20170531
JP225月足2017年5月31日時点

二つの丸を付けました。

これが5月末までは動けない理由です。

赤丸は4月の終値。月足です。

越えています。

そして、青丸へ終値を近づけようとしています。

JP225CashH420170531
JP225CashH4 2017年5月31日時点

これが理由ですので、その事を知っていれば5月最後のレンジ相場に関しては

手を出したくはないはずです。

私で言えば、5月18日に下落からNYダウ・SP500などにつられて上げた時の買いは

5月25日の高値で売り抜けて6月を待っています。(縦線のところ)

これはレンジ相場を避けるため、です。

  1. 終値を留めようとしている時=値動きが止まる
  2. 目標へ向かっている時=値は動く
  3. 目標へ到達した時=反転する

分かり易く言うと、値が動く理屈はこんな具合です。

1の後は、終値がどこかによって次の展開が予測可能。

2はトレンド途中です。目標値は目標のいずれかになります。通り過ぎる事もある。

ただ、いずれかの目標値で3になります。

このタイミングは、関連する他市場の市況まで目を向けていればそれだけで掴める事も。

日経平均の4月後半の大底18199円は3の「目標へ到達した時」。そこから20022円まで上げる過程が2。

今この段階は1の

終値を留めようとしている時=値動きが止まる

です。

月末だから値動きが止まるわけではありませんよ。

留めるべき値位置がすぐそばにあるからです。

そして、上昇目標を達成しているのに前月の終値は上ブレイクだからです。

このフィボナッチの理論を本当に理解して頂ければ

どこが持ち合い易く、どこでトレンドが発生しやすいのかはある程度

”そうなる前に”見抜けるようになります。

マスターしてみてはいかがでしょうか。

インジケーターで分かるのは、あくまでもトレンドやレンジの途中段階での現状認識。つまり、

「今まで結構上げてきたな」「動かない期間が長くなってきたな」これだけです。

残念ながら、それではレンジに一回引っ掛かってからようやくそれに気が付くという事に。

ライントレードはそうなる前に、見抜く事が可能です。

この理論。

スリースタータードットジェーピーが提唱しているフィボナッチの手法は

かなり役に立つはずですよ。特に、最近教えている内容に関しては驚くような精度で

大底や天井を見抜ける事も半年かけて証明してきました。

さて、次は多かった悩み5つの他の話題

についても考えていきたいと思いますね。お楽しみに。

  1. 損切りが難しい。
  2. 利食いが難しい。
  3. レンジとトレンドの違いが分からない。伸びるのかレンジなのか。
  4. 資金管理が難しい。
  5. エントリーが難しい。

P.S.長くなりましたので、「アンケートで分かった驚愕の結果」についてはまた後日。
ライントレーダーズ通信で配信します。

ではまた

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