By 3starter.jp on Jan 08, 2021 04:20 am
楽天証券CFDが2021年1月から始まります!
現在、まだ取引は出来ないのですが
お試し版(評価版サービス)でプラットフォームやMT4での表示具合などを見ています。
楽天FX口座を保有している方は1月11日からCFDもトレード可能となり、
1月25日から正式に楽天証券CFDのサービスを開始されるという事です!
※1月25日は証券CFD。商品CFDは2021年5月開始予定。
今回は、楽天証券CFDの使い勝手や、関連サービスとの連携などについて
私自身が試してみた所感をお伝え出来ればと考えています。
そもそもCFDとは何か?
CFDについては当サイトでも8年以上教えていますが、
そもそもCFDとはなんでしょうか。
CFDとは「株価指数や商品市場、海外株などをFXのように手軽に取引可能な投資商品」です。
ただし、大きく分けて二つの特徴があります。
一つ目は配当などのインカムゲインがないという点。二つ目は取引時間がかなり長く、ほぼ一日中!という点です。
CFD=contract for difference
CFD – Contract For Difference 差金決済取引
英語で書くと、「CFD=contract for difference」となり
日本語では「差金決済取引(さきんけっさいとりひき)」を意味しています。
つまり、インカムゲインではなくキャピタルゲインのみを得るためのトレードを行うのがCFD。
※インカムゲイン…株の配当、投資信託の分配金など ※キャピタルゲイン…価格差から得られる利益
FXも同じで、現在では金利差による微弱なスワップポイントを狙うのではなく「差益を狙うトレード」が主流です。FXとCFDは税制面でも同じカテゴリーに置かれている金融商品でもあります。
例えば、青色申告控除の特例として、3年間の繰り越し控除というものがあります。
※参照;「先物取引に係る雑所得等の課税の特例」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1522.htm
同じジャンルに位置付けられている金融商品については、互いの損失と利益を相殺して税金を抑える事が出来るのです。
この先物取引の中に「FX,CFD,オプション取引,そして商品先物・指数先物(日経225ミニ)など」が含まれているというわけです。
FXで出た損失はCFDの利益から差っ引いて確定申告が出来る、というような事です。
CFDのメリットは手数料の低さと、取引時間の長さ
差金決済取引という形態上、配当や分配金はありませんが
代わりに取引手数料が安く、取引時間が長いというメリットがあります。
- 取引手数料はスプレッド(買値と売値の差)のみ。※しかもスプレッドは基本的に小さい
- 取引時間はほぼ一日中!という商品が多数あり。
手軽に(と言ってももちろんリスクはあります)取引が出来て、値幅が大きな米国株価指数や商品(金や原油など)を取り扱う事が可能なCFDはとても魅力的ですよね。
そのため、楽天証券でもCFDが始まります。
楽天証券CFDとらくオプ、楽天FX
楽天証券では「FX,CFD,らくオプ(為替のオプション取引※2020年から始まりました)」の3つを合わせて
FX口座間で資金移動させながら利用出来るようになっています。
具体的には、FXは2種類。楽天FX口座と楽天MT4口座があります。
今回始まったCFDは楽天MT4の方で利用出来る仕様になっており、使用感としては特に悪くはありませんでした。
楽天MT4で、FXもCFDも!
楽天MT4口座の切り替え方gif画像(クリックで動きます)
楽天MT4口座で表示可能になった新たな商品
具体的には
この画像をご覧下さい。
らくオプ?
らくオプとは…https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bo/
バイナリーオプションです。
ドル円・ユーロ円・ポンド円・オージー円・ユーロドルの5つのFX通貨ペアをオプション取引するもので、
「判定時刻においての価格が、ある価格より上か下か」を当てるというものです。
こちらは投機的な側面がかなり強いため、取引開始するためには基礎知識を習得しているかどうかの設問に答えて正解する必要があります。
また、らくオプと楽天CFDを開始するためには余裕資産が500万円以上ある事が必須条件となっています。
※私も今日やってみましたが、設問を一発正解出来ました(笑)。しかし間違えても翌日以降に再トライ出来ます。
日経225オプションも、楽天証券にはあります。が、意味合いは少し違います。※先物・オプション…https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fop/
らくオプは「数時間先に上か下かを決めるゲーム」の様なものだとお考え下さい。
これには楽天ポイントも使えるもメリットの一つなのですが、『買ったら1000円GET、負けたら800円損する』
そのような気軽さをウリにしている事がネーミングからもお分かり頂けると思います(笑)。
しかし、楽天ポイントではなく実際のお金を使う場合には、迂闊(うかつ)に手を出すのだけは避けましょう。
まとめ「口座の違い」
口座としては楽天総合口座と、楽天FX口座では資金が分けられています。
楽天MT4口座と証券CFD口座、商品CFD口座も分かれており、らくオプの口座もまた異なります。
資金の移動が面倒なのは他の国内の証券会社でも同じですので、仕方ありません。
しかし楽天証券の場合、
MT4で「FX(楽天MT4口座)とCFD(証券CFD口座・商品CFD口座)」が切り替えられるため
作業自体はとてもスムーズに感じました。
- CFDの取り扱い銘柄に関しても、基本的なものは抑えてあり
これで十分です。
米国株価指数に連動したCFDと日経平均CFDがあり、金・原油のCFDもあるので
それだけでも特に問題ないはずです。
海外個別株CFDを取引したい場合はクリック証券やIG証券など、他の証券会社を利用すべきですが、楽天証券の総合口座で国内株・海外株・海外ETF・先物・オプション・投資信託・NISA・イデコなど、他にも金や国債など様々な商品の取り扱いがあるので楽天CFDが出来た今、楽天証券だけでワンストップの投資プラットフォームが出来上がったと言っても過言ではないでしょう。
- CFDなら、投資信託や個別株のヘッジとしても使えます。
さらに、他社ではCFD銘柄によって「オーバーナイト金利」というマイナススワップを取られる事も多々ありましたが、
今段階ではそのような事はどこにも書いてないので、このシステムがないのかも知れません。
つまりスプレッド(買値と売値の価格差)のみで、本当に何の手数料もなく取引が出来るのではないかという(笑)期待を抱いています。
日経平均もNYダウも金も原油も、FX並みに気軽に取引が出来る。しかもほぼ24時間。
これがCFD本来の売りですから、
まさにそのメリットを体現してくれるようです。
MT4で取引出来るという事は、FX同様の分析システムで、そのままトレード出来ますので
指値逆指値を簡単に設定出来たり、カスタマイズされたインジケーターをそのまま使えます。
楽天CFDのレバレッジは10倍なので、海外FXのそれとは比較になりませんが
個別株や投資信託などとの資金移動のスピーディさ、楽天銀行との即時入出金という便利さを踏まえて、
楽天証券以外を選ぶ必要があるのかどうか。
私は今年、楽天証券しか使わないような気がします(笑)。
それではまた。
楽天証券CFDの速報でした。実際に1月11日から取引可能という事ですので、
使ってみた感想は追々、この下にでも追記しておきます。
CFDトレードをオススメする理由
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